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2022年6月19日に開催された岡山県医師会代議員会終了後、３期目の会長に就任しました。よろしくお願いします。

岡山県医師会は、1947年に新生岡山県医師会が設立されてから75年になります。
2020年の全国の医師数（厚労省調査）は、339,623人となっています。そのうち、病院勤務の先生方が158,993人、診療所の先生方が107,226人。また、大学病院等の医育機関にも57,4８1人が在籍されています。

この傾向は、岡山県医師会でも同様です。岡山県医師会員総数は、現在3,144人ですが、内訳は勤務医が1,959人と診療所の1,185人となっています。2003年までは診療所の先生の数が優位でしたが、2004年からは勤務の先生方が多数を占めるようになりました。

県医師会は、県民の健康増進、健康寿命の延伸を目的に、岡山県と連携してこれらの事業を推進しています。一方、会員に対しては、生涯教育講座の実施など、会員に最新の医療情報を提供し、日常の診療に役立つよう努力しています。

会員の先生方には、それぞれの地元でかかりつけ医として地域の医療を支えていただいています。特に、新型コロナウイルス感染症については、発熱外来、PCR監査の実施、さらにはコロナワクチンの接種にと縦横無尽に活動していただきました。そのお陰で、現在のところ新規感染者数は減少傾向にありますが、収束の兆しは見えません。これからも3回目、4回目のワクチン接種を進めていきますが、県民の皆様もぜひ積極的にワクチン接種を受けていただきたい。接種が終われば、新規の感染が減らせると同時に、重症化の危険が大幅に減少します。

このほかにも、学校の校医として、労働者の健康管理と災害の防止を目的に活動する産業医として、人生の最終の医療である警察協力医として、それぞれ日常の医療以外の各分野で活動しています。

また、私は“移動会長室”事業を行っており、県内各地で県民の皆様と直接お話しする機会を作っています。「ACP/人生会議」、「フレイル」、「禁煙」、「医師のかかり方」の４つをテーマとし、その啓発・普及に力を注いでいます。

皆様とお会いできる時があるかと思います。その時はよろしくお願いします。

（2022年６月）