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コラムNo.62

“嵐”で若返り!

ももレディースクリニック 澤 井 倫 子

Enjoi通信、みんな頑張っているんだな。と楽しみに読んでいます。原稿依頼をもらって嬉しくなりました。

私は、小さい頃から生き物が大好きで、ありとあらゆるものを飼っていました。理科の先生になりたいなんて思いながら、一方で外科医だった父の白衣の後姿を見て医者にもあこがれていました。

宮崎医大を卒業して、男であれば迷わず外科に行ったのですが、私が医者になった昭和終わり頃は女医さんも少なく、外科ではあまり歓迎されていませんでした。長い卒業試験を受けている間にいろんなことがあって、進みたい科がころころ変わって、結局、病院実習で、まず進まない!と思った産婦人科になぜか落ち着きました。

研修医3年目に産婦人科同期の主人と結婚し、息子2人を授かりました。全面的に母親にバックアップしてもらい、育休なんてものも取らず(長男の時は育休という制度がまだなかったのですが...)ずっと常勤で産婦人科医をこなしてきました。研修医が終わって、長く済生会総合病院に勤務させていただきました。済生会の産婦人科は、宅直だったので、自宅で寝ていても何かあれば、夜中、明け方に呼び出されるという状態で、子供が大きくなってから、「目が覚めた時に、横にいるはずの母親がいないのがさみしかった。」と言われました。ちょっとした反抗期の時には、「オカアには育てられてないから、文句言わせん!」と言われたことがあり、かなり落ち込みました。仕事中心の生活だったので、参観日にもほとんど行ったことがなく、子供にはさみしい思いをさせたな?。と反省しています。いろいろと落ち込むことがあるたびに、いろんな人から、「子供は親の頑張っている後ろ姿を見てるからね。頑張って。」と励まされていました。

その息子二人も医学の道を進んでいるので、頑張っていた後ろ姿を見てくれてたのかな。と勝手に喜んでいます。

済生会で、手術が面白い!と思っているところで、主人が開業をし、主人と一緒に開業医となりました。もともと産科があまり好きではなかったので、最初は悶々としていましたが、幸せなことに、産科のベテランスタッフに恵まれ、平成24年、サンクリニックの山縣先生が会長をされた、「母乳育児シンポジウム」にも参加させていただき、今は、お母さんにとっての一番いいお産は?ということを考えながら、50歳を過ぎた今頃になって産科が面白い!と思っています。忙しい日々ですが、それなりに充実しています。

今は、医院のスタッフ、大学時代の親友と嵐の話で盛り上がっています。嵐の大野君の大ファンのスタッフが、嵐のコンサートチケットがなかなか当たらない。と嘆いていたため、チケットを取るためだけに嵐のファンクラブに入ったのですが、なかなか当たらず、3年越しでやっと東京ドームのコンサートチケットが当たりました。

大騒ぎで、去年の暮れ、東京におばさんばかりで行ってきました。グッズを買うために何時間も並ぶという嵐のファンには全くついていけませんが、とっても楽しかったです。なんかすごい若返った気がします。これからも、仕事に、遊びに、もうひと頑張りしたいと思います。

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