頭痛鉢巻
昔からよく巷では頭痛鉢巻という言葉が聞かれます。生活の知恵で、頭痛がする時には鉢巻をすると楽になるということが解っていたようです。

頭痛というとすぐ頭の中、すなわち脳が痛むように感じるものですが、実際には頭痛の大部分は頭蓋骨の外の頭の皮の部分(軟部組織)の血管神経、筋、筋膜などが刺激されて起こってくるものです。

偏頭痛は頭部の血管が拡張するために起こるもので、脈をうつような痛みが発作的に起こり、ひどいときには嘔吐したり、目が見えなくなったり、ものが言えなくなったりします。広がった血管を鉢巻によってしめつけようとするのは、ある程度理にかなっているわけです。

頭部全体に締めつけられるような、圧迫されるような痛みがくることがあり、肩凝り頚部の凝りを伴うことが多いのは筋肉の収縮によるものです。また、眼、耳、鼻、歯の病気に伴うこともあります。

日常みられる頭痛の大部分は以上の原因によるものですが、脳腫瘍、クモ膜下出血、髄膜炎など重篤な病気もあります。