生活習慣病と運動

冬は肥満、糖尿病、高脂血症などが悪化しやすい季節です。寒いと高カロリーの食物(甘いもの、脂っこいもの)がほしくなり、体を動かすのもおっくうになり運動不足になります。これらによって、体重の増加、血糖値やコレステロールが上昇しやすくなります。その対策として、食事の量と内容に気を付けると同時に適度な運動が必要です。中高年の運動としては、次の3つが重要です。

(1) 体操

運動を始める前と後に行い、関節や筋肉を柔らかくします。ラジオ体操、みんなの体操、ストレッチ体操など慣れたものを行いましょう。ただし、無理は禁物です。痛みを感じない範囲で暖かい部屋で行いましょう。

(2) 筋力トレーニング

中高年の人は筋力が低下していることが多く、特に体幹(胴体)の筋肉が重要です。腹筋、腕立て伏せ、スクワット(しゃがんで立ち上がる運動)の3つが基本です。それぞれ10〜15回をゆっくりと、息を止めずに行うことが大事です。この運動も寒くない部屋で行います。筋力の弱い人に適した方法もありますので、かかりつけ医に相談しましょう。

(3) エアロビクス(有酸素運動)

少し息が弾むぐらいの早足歩行、自転車こぎなどを20〜30分行います。冬はマフラー、手袋、帽子など防寒対策を十分考えて出掛けましょう。

前記の(1)、(2)、(3)を週に5〜6回実行すれば、生活習慣病も改善できます。なお、ひざや腰の痛い人、血圧の高い人、心臓病(狭心症など)の人はかかりつけ医とよく相談してから実行しましょう。