皮膚掻痒症
ひとことで言えば、全身の皮膚がかゆくなる病気です。冬になると湿疹もないのに、かゆみに悩まされる人が増えてきます。時には糖尿病などと合併している人もいますが、ほとんどの人は内科的な異常がありません。

このかゆみの原因はあまりよく分かっていませんが、その条件の一つは皮膚の乾燥です。もともと皮膚は汗と脂のつくる脂肪膜で守られていますが、冬は低温で乾燥するため脂肪膜の働きが悪くなり、さまざまな刺激に敏感に反応してかゆみを生じます。かくと皮膚は傷つけられ、かゆみに対してさらに敏感になるため、肌がカサカサとして引っかいた跡が目につくようになります。

治療には保湿のため尿素軟膏の外用、全身のかゆみに抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤の内服が用いられていますが、日ごろから、次のことに注意していただくと良いと思います。

◎室内=冬は加湿器を利用し、温度は低めに
◎入浴=熱い湯、長ぶろは禁物。乾燥肌の人の石けんの使用は、汚れやすいわきの下、外陰部、肛門などで十分
◎衣類=下着は木綿の柔らかいものを
◎食事=アルコール、香辛料、あくの強いものは控え目に
◎十分な休養と睡眠を