わきが(腋臭症)
汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺がありますが、腋臭(わきが)はこのアポクリン腺から出る汗が不快な臭いを発するものです。白人や黒人は、ほとんどの人が腋臭がありますので問題になりませんが、日本人では少ないので、臭いの強い人の場合は問題となります。したがって、どこからどこまでが正常で、どこからが病気だというような明確な区分はできません。また、腋臭のない人でも夏に汗をかきっぱなしでいたり、肌着を変えないでいると汗臭くなります。病院に来られる患者さんの多くは正常範囲で、自分で腋臭があるとか、他の人がいやな顔をすると思いこんでいる人が多いようです。

治療の第一は皮膚を清潔にすることです。夏は入浴、シャワー。汗どめとして塩化アルミニウム水溶液が使われますが、市販の明ばんの液、粉、スプレー等も有効です。汗の臭いを強くするような食品(アルコール、香辛料、にんにく、玉ねぎ等)を控えてください。

腋臭の非常に強い場合は、アポクリン腺のある皮膚を切除したり掻爬する手術が行われます。1−2週間の入院で最も確実な方法です。電気分解法、凝固法は効果が不確実なのであまり用いられなくなりました。