鼻アレルギーについて
暖かくなりますと、春風とともに、くしゃみ、鼻水、鼻づまりで悩む人が急に増えてまいります。ことに朝夕はくしゃみを連発し、鼻水で仕事の支障を来す、夜は鼻づまりで眠れないなど、本人にとってはとてもつらいのが鼻アレルギーです。これは外界から自分を守る身体の働きが異常に過敏になったもので、近年、環境の変化とともに急増する傾向にあります。この病気は春先など特定の季節にだけ症状の現れるタイプと一年中季節に関係なく発作の起こる通年性のタイプがあります。前者は主として花粉(スギなど)が原因となる花粉症といわれるもので青壮年に多く、後者は家の塵(ダニなど)によって引き起こされ、小児に多いタイプです。

いずれも吸入性の微細な物質(アレルゲン)によって発作が起きるのです。その予防には、部屋をよく掃除し、カーペットやカーテン、ぬいぐるみなどの使用を避け、ペットを屋内で飼育しないなど生活環境からアレルゲンを遠ざけることが肝要です。花粉の場合は身近に生えているブタクサ、カモガヤなどの掃除をしたり、外出時はマスクをつけるのがよいでしょう。

治療は難治性と諦めず、専門医の指導を受けながら根気よく続け、快適に過ごせるよう努力しましょう。