いびきと呼吸障害

いびきとは、眠っているときに何らかの原因で鼻やのどの空気の通り道が狭くなり、呼吸時の空気の流れに合わせて異常な音を発する症状です。

ひどくなると呼吸をしない状態が頻回におこり、十分な睡眠ができないために昼間に眠気を強く起こしたり、また呼吸機能の低下により心臓に負担をかけ、生命にかかわることがあります。7時間の睡眠中30回以上呼吸が数十秒間止まり、体に悪影響をおよぼす場合を睡眠時無呼吸症候群と言い、注意が必要になります。

欧米では約20年位前から会議中に突然眠ったり、運転中に居眠りをして交通事故を引き起こすなど社会問題になっており、最近、日本でも新幹線の居眠り運転士などで新聞をにぎわせています。脳の病気、肥満、鼻の病気、扁桃腺肥大などさまざまな原因で起こりますが、特に乳幼児では鼻づまりが、小児では扁桃腺肥大が、大人では肥満が原因のことが多いと言われています。

大きないびきがいつも見られ、しかも途中で途切れて呼吸が止まったり、日中いつも眠たい人は睡眠時呼吸障害を起こしていることが考えられ、適切な診断と治療が必要になります。しかし、自分自身では分かりませんから、家族の人がお互いに注意し合って、疑わしい場合には一度専門医を受診するように勧めてください。