期外収縮
心臓は、健康な人なら1分間に70〜80回の規則正しいリズムで収縮しています。しかし期外収縮では、心臓に異常な興奮が起こるために、正常の収縮よりやや早めに心臓が収縮してしまいます。このため十分な血液が送り出されません。この異常な収縮は、たまに1回起きたり、正常な拍動と交互にとか、いろいろな程度のものがあります。1回期外収縮が起こると、その次にくる拍動までにはやや間があきます。こうした脈の乱れを動悸として感じます。

では異常な興奮が何故起こるかというと、心臓の拍動は、心房の上の洞結節というところが規則的に興奮し、この興奮が刺激伝導系という特殊な組織を通って伝わり、心房や心室を刺激して収縮させます。期外収縮の原因になる異常な刺激は、この伝導系とは別に心室筋や心房筋が勝手に興奮して起こるのです。

期外収縮には、良性のものと病的なものがあります。良性のものは健康な人にもよくあり、40歳以上の人に多く疲労・不摂生な生活をしたときによく起こります。この場合は特別な治療はいりません。一方、病的なものとしては、心筋梗塞、狭心症、心筋炎、弁膜症などがあり、それぞれ治療を必要とします。