高血圧と治療
身体の中では心臓ポンプの作用をして、血液を送っているのですが、血管を庭の散水ホースにみたてて考えてください。散水ホースの先がつまっていたり(動脈硬化)、長いホースだったり(肥満)、所々がひもで縛ってあったり(ストレス)すると蛇口をひねって水圧(血圧)をあげないと水は勢いよく流れません。

また、まかれた水はすみやかに流れ去ってゆかないとホースの先での水のダブつきが生じて(塩分のとりすぎによる血液のダブつき)更に高い圧力をかけないと流れが悪くなってしまいます。こういった状態(高血圧)が長く続いていると、ホースがもろくなってあちこちでもれ出したり(脳出血)、蛇口の部分がこわれて圧が上がらなくなったり(心不全)、必要な臓器にうまく血液がまわらなくなったり(腎動脈硬化、冠動脈硬化等)します。

WHO(世界保健機構)の基準によると、最高血圧140、最低血圧90以下を正常、最高160、最低95以上が高血圧で、その間を境界型としていますが、血圧を正常にコントロールするためにはストレスや肥満をさけるとともに減塩が最も大切といわれています。

塩分を使わずに食事をするエスキモーやアマゾン川流域に住む人々に高血圧が全くいない事実は、百の薬より減塩がいかに大切かを物語っています。