高血圧と上手に付き合うために

現在わが国では、高血圧症の患者は3,000万人ぐらいいると言われ、生活習慣病の中では最も多い病気の一つです。心臓の収縮により血液が血管内(大動脈)に拍出されますが、そのときの血管内の圧力を血圧と言います。一般的には腕で測定し、その値を血圧値とします。血圧は常にその値が変動しますので、何回か測定し確認することが重要です。

「高血圧治療ガイドライン2000年版」の基準では、最大血圧が140以上または最小血圧が90以上を高血圧症と言います。高血圧が長く続くといろいろな合併症を引き起こし、それが命取りになることがしばしばあります。高血圧により血管の内膜が傷つき、動脈硬化や血管の狭さくを引き起こします。それが心臓の血管に起これば狭心症、心筋梗塞を引き起こし、脳の血管に起これば脳梗塞、脳出血を引き起こします。

このような合併症を引き起こさないためには、治療をしなければなりません。生活習慣を改めることで血圧はかなり下降します。

日常生活のポイントは、

(1) 規則正しい生活をする(睡眠を十分にとる)
(2) ストレスをためない
(3) 薄味でバランスの取れた食事をとる
(4) 肥満にならない
(5) 酒はほどほどに
(6) たばこを吸わない
(7) 適度な運動をする

ということです。

以上のことを日常生活に取り入れると血圧はかなり下降します。それでも下降しない場合は薬物療法の適応になりますので、主治医とよく相談してください。