肩こり(2)

「母さん、お肩をたたきましょ。タントンタントンタントントン」
有名な童謡の一節ですが、昔から肩こりを訴える人は多く、年齢も若い人から老人まで、広範囲にみられます。肩こりとは、頸部から両肩関節および肩甲骨を含む背中の上部全体にわたる張った感じ、軽い痛みなどをまとめて言う症状で、いろいろな病態が含まれています。

肩こりの原因は、姿勢によるもの、頸の骨の変化によるものが主体で、昔は縫い物や編み物をするときの背中が丸くなっている姿勢、今ではコンピュータを操作する若い人の姿勢で、同じ姿勢を長い時間続けるために起こります。特に、中高年の肩こりは、頸の骨が古くなり、頸からの神経の刺激により起こることが多く、時には腕や手指にしびれを伴うこともあります。

これらの予防には、同じ姿勢を長く続けないようにし、頸の周囲の筋肉をよく動かすことで、血液のめぐりを良くすることに努めること、また、頸の周囲の筋肉を強くすることにも心掛けて、頸の骨の老化を少しでも防ぐようにすることが大切です。

肩こりや背中の痛みが続くときは、早い時期に整形外科の専門医を受診し、頸部のレントゲン写真などの検査を受けましょう。内科的な病気や他の病気からもこのような症状がくることもあるので、しっかりと区別してもらうことも大切です。頸や肩をもんだりひねったりすることは、ほどほどにしましょう。