インフルエンザとかぜはどこが違うの?

16世紀のイタリアの星占いたちは、爆発的な流行を示す咳を伴う熱病を星の影響(インフルエンス)と考え、この病気をインフルエンザと呼んでいました。かぜ症候群には、原因となる細菌やウイルスによりさまざまな病気が含まれ、臨床的にはインフルエンザ、感冒、咽頭炎、咽頭結膜炎、クループ、気管支炎、異型肺炎および肺炎の八種類に区別されています。

インフルエンザは、急激な発熱で発症し、頭痛、全身のだるさ、筋肉痛などの全身症状が強く、咳などの呼吸器症状は少し遅れて出てきます。インフルエンザの軽いものは、他のウイルス感染によるかぜとの区別はできませんが、インフルエンザの多くは症状が激しく、肺炎などの合併症を起こしやすいのが特徴です。38度以上の熱、激しい咳、のどの痛み、関節や筋肉痛が続くときは、早めに「かかりつけ医」の診断を受けましょう。

インフルエンザの診断は、鼻水や咽頭のぬぐい液の中のウイルスを証明することで確定します。昨年のシーズンからは、短時間でインフルエンザウイルス検査ができるようになり、また発病2日以内であれば、1日2回5日間の内服で効果がある薬が使われるようになっています。

かぜを予防するためには、手を洗うこと、うがいをすることが大切です。かぜにかかったかなと思ったらまず、「かかりつけ医」に相談しましょう。