冬季にみられる小児の嘔吐・下痢について
従来、嘔吐・下痢の症状は食品を介しての経口感染によって起こるものが多いとされ、主として夏に流行するものと考えられておりましたが、近年、食品衛生の向上、抗生物質の進歩によって、これらの細菌感染による消化不良は減少しましたが、ウイルス感染を原因とする冬季の嘔吐・下痢が増加してまいりました。感冒と同じような感染経路ですので、食べ物に十分注意していても感染することがあり、また、はっきり患者さんに接触した覚えがなくても、どこからともなく感染している場合があります。

発病後の対策としては、小児は脱水になりやすいため水分を十分与えることが大切です。嘔吐が頻発している場合は、湯冷まし、お茶等を一回量を少なくして回数を多く与えましょう。それでも嘔吐が止まらなければ、注射等で水分を補う必要があり、できるだけ早期の受診が望まれます。平常より、かかりつけのお医者さんとよく相談し、診療時間外の急な発病の場合の対処の仕方など考えておきましょう。