夏にみられる子ども発疹病

最近では、以前ほどはやり病に季節性がみられなくなりましたが、主に夏に流行する子どもの発しんの出る病気を2つ紹介します。

(1) 手足口病

その名のとおり、口の中、手のひら、足の裏、おしりなどに水ほうを持った発しんが出現します。軽度の発熱を認めることはあるものの、普通は数日間のうちに治癒する予後良好な病気です。ただし、ごくまれではありますが、髄膜炎、脳炎などの合併症を起こすことがあり、経過中に元気がない、頭痛やおう吐を伴うなどの症状がみられたときには注意が必要です。症状がなくなってからも長い間便からウイルスが排せつされることがあり、発しんの出ているときのみの登校・登園停止では流行を阻止することはできません。従って、今では登校しても差し支えないことになっています。

(2) 伝染性紅斑

両ほおにチョウの形をした紅い発しんが出現するのが特徴で、「りんご病」とも呼ばれています。腕や大たい部にもレース様の発しんが出ます。ウイルス感染が原因で、感染後一週間程して軽度の発熱や頭痛など風邪様の症状が出ることがあり、この時期に感染力があります。特徴的な発しんが出るのは、この後数日〜1週間程たってからです。感染時期には特徴的な症状はなく、発しんの出ているときにはほとんど感染力はありませんので、この病気も隔離の意味はありません。