乳幼児の呼吸困難

乳幼児がせきや鼻水のかぜ症状に引き続いてゼイゼイ、ヒューヒューといいだし、ぐったりしてきたら用心しましょう。呼吸が速くなる、頸部やろっ骨の間が陥没する、鼻孔を広げて呼吸する、口唇が紫色になるなどの様子がないか確かめてください。これらは、言葉が話せない乳幼児の呼吸困難の症状です。
比較的よくある病気を紹介します。

(1) 気管支喘息

アレルギーや物理的刺激によって気道が狭くなる病気で、繰り返し起こります。気管支拡張薬が有効です。

(2) 仮性クループ

のどの奥の声帯付近が感染により腫れて空気の通り道が狭くなる病気です。声がかすれ、ケンケンと犬吠様咳嗽が特徴です。

(3) 細気管支炎

2歳以下、特に1歳未満の乳児に多く、冬によく見られます。呼吸が速くなり、ゼイゼイといい、とても苦しそうで機嫌も悪くなり、ミルクの飲みも悪くなります。

(4) 気道異物

ピーナツを食べているときなどに、急にむせたりせき込み苦しがります。3歳までは豆類は与えないようにしましょう。

これらの病気は、年齢が小さいほど、急激に重症になりやすく、場合によっては、酸素吸入や人工呼吸も必要となります。早目に医療機関の受診をお勧めします。