不眠症
これから暑くなると居眠りする人が増えますが、過労やビタミンB1欠乏等の関係のようです。これに反し、眠れぬ人も多く、日本人は5人に1人くらいが何らかの形の不眠に悩んでいるといわれます。

不眠症は、ねつきが悪い(入眠障害)、眠りが浅い(熟眠障害)、夜中にさめる(中途覚醒)、朝早く目がさめ、あと眠れない(早朝覚醒)等に分けられ、それぞれ軽い重いがあります。また、原因として、環境(騒音、気温、光等)身体面(痛み、かゆみ、発熱、呼吸困難や脳動脈硬化、脳卒中後遺症状、躁うつ病のような精神病によるもの)、心因性(種々の精神的原因による神経症、非常に神経質な人の不眠恐怖症)等々があります。また、特に老人は昼間の居眠りが多く、就寝も早いので夜中にさめやすく、眠りも浅いので不眠の訴えが多く、老人の増加していく今後の一つの問題となります。

治療は前に述べた不眠の原因となるものを極力除き、規則的な睡眠習慣をつけること、入眠のための工夫として、気分転換、食事量、少量の寝酒、眠りたいとあせらぬこと等です。頑固で高度の時は、最近、入眠、睡眠のための薬物の進歩も著しいので、是非かかりつけの先生に相談のうえ、原因疾患の発見や、また、適当な指導を受けて快眠を得てください。