老人の不眠症
心地よい睡眠のあとの目覚めぐらい気分の良いものはありません。しかし、世の中には眠れなくて困っている人も多くいます。

一般に、年齢によって睡眠は変化するといわれており、赤ちゃんの時は一日中眠っていますが、脳が発達するにしたがって睡眠時間は短くなり、大人になると、昼間起きて夜眠るという睡眠パターンになります。これが老人になると、夜の睡眠が浅くなり、朝の目覚めも早く、昼間居眠りをよくするという睡眠パターンに変わります。このため、老人は「どうも眠りたりない」「寝つきが悪い、夜中に目が覚めて困る」などの訴えが増えます。これは、老人になり、脳の働きが悪くなって、深い眠りが作れなくなるためといわれていますが、この他にも脳の動脈硬化による脳血液量の低下や軽いうつ状態なども老人の不眠を起こす原因となります。

この老人の不眠を防ぐ対策としては、まず昼寝を少なくして、夜に眠りを集めるようにするとともに、眠りやすい環境づくり(物音や温度調節)を成人以上に整えてあげることが大切です。それでも不眠に悩む時には、医師に相談して適切な指導治療を受けてください。