薬の飲み合わせに注意
数年前に発生したユースビル事件(抗癌剤と抗ウイルス剤の併用で死者の出た事件)は薬の飲み合わせ(相互作用)に関連した憂慮すべき重大事であり、社会問題にまで発展しました。

近年、非常によく効く薬が続々と登場していますが、副作用も発生するため医師や薬剤師は細心の注意を払って処方、調剤しています。

高齢者になると一人ひとりのかかっている病気の数も増し、また合併症もいろいろと生じてきます。すなわち、成人病は一つだけの病気にとどまることは少なく、例えば、高血圧や糖尿病、肥満症があると高脂血症、心・腎・肝などの病気を合併しやすいことはよく知られています。そこで一つひとつの病気に有効な薬を投与して効果を上げるため、薬の数も増加することになります。一方、薬の数が多くなればなるほど副作用の危険性が多くなりますし、薬の飲み合わせによる有害作用も問題となります。

以上のことから、次の場合は診察・治療してくれる医師に現在服用している薬を持参して見てもらう必要があります。

(1)一人で2つ以上の病院や医院で薬をもらっている場合
(2)急病の場合、今かかっている医療機関で診てもらうのが理想ですが、都合によって他の医師に診てもらう場合
(3)平素から売薬やドリンク剤を服用している場合