妊娠と嗜好品
昔からよく刺激物は妊婦によくないといわれてきました。それが母体に障害を起こしたり、あるいは胎児に悪影響を与えたりすると、ただ漫然と考えられていたようです。しかし、そのようなことが学問的に根拠があるからというと、必ずしもそうではなく、むしろ根拠のないものがほとんどです。

ひとくちにいえば、嗜好品の中で、常用量で有害といえるのはタバコだけだと思われます。もちろんアルコールも中毒量まで進めば障害が起こります。

★緑茶、紅茶、コーヒー
成分の中で問題になるとすればカフェインです。常用量では母体、胎児ともに障害がありません。

★清涼飲料
成分には特に問題はありません。

★香辛料
香辛料自体が有害という根拠はありません。むしろ食欲増進には効果的と思われますが、食塩の多いものは控え目にしてください。

★タバコ
妊婦の喫煙が低体重児の出生を増加することはすでによく知られていますし、死産も増えるといわれています。また最近では、幼児期の身体や知能の発育にも遅れがみられるという報告もあります。最近は若年女子の喫煙が増えているので注意が必要です。

★アルコール飲料
常用量ではまず障害はみられません。しかし、中毒者からは先天異常を伴う新生児が生まれることがあるといわれています。