「つわり」の食餌療法
つわりによる吐き気、嘔吐は、空腹時、特に朝起きる頃によく起こる。それは夕食から朝食までの時間が長く空腹になりすぎるためであり、これを予防するにはおなかをすきすぎないように工夫すればよいわけで、枕元の目覚時計をかけておき、夜中に起きて一回でも二回でも少量ずつ何かを食べる習慣をつけるのがよい。一回量を少なくして、頻回に食べるようにするのが最も有効な方法である。また、夜も夫の帰りを待ってからといって空腹のままでいるのはよくない。

どんな食べ物がよいかというと、つわりのある時はあまり栄養だとかカロリーのことは考えずに、自分で食べたいとか、食べられそうと思ったものを食べてみるのがよい。一般的には淡い塩味のもの、主食では塩味のおにぎりなどがよい。昔からすっぱい酸味のものが好まれるといわれているが、これは食べた時にはよいが、あとで吐き気を示すことが多く、さけたほうがよい。

また、つわりが強くなるのは、食べ物の匂いとか湯気をかいだ時であり、そのためにすべて一たん冷蔵庫に入れ、冷やしてから食べる習慣をつけるのが最良である。したがって、湯気のでるものは一切食べない、飲まない、作らないのがよいが、これには御主人の協力が是非必要である。また、吐き気の起きそうな時は、小さいひとかけらの氷を口にし、歯でかまずにゆっくりしゃぶるとよい。これは特に唾液がよく出るような人には有効である。