指、手足の切断と接合
切断してしまった指や手足を元のように接合する手術に成功したという報道を見ることがあります。顕微鏡を使い骨や細い血管、神経をつなぎ合わせる接合手術は、高度の技術と設備の整った専門病院で行われます。

切断した場合、全例に接合が可能ではありませんが、切断の傷口の様子などから専門医が判断します。もし指など切断してしまった場合に専門医に受診するまでの応急処置について述べます。

切断端は滅菌ガーゼ、又は清潔な布を創面にあてて圧迫し、できるだけ早く止血を行います。指のつけ根などを強くしばっての止血を長時間するのはよくありません。切断面に脱脂綿、紙類、止血軟膏や粉末の薬品などを用いますと手術の妨げとなりますのでただ止血のみを行います。

一方、切断された部分については、たとえ汚れていても水洗いしないで、薬品などつけないで滅菌ガーゼ(生理的食塩水があればガーゼに浸して)に包み、ビニール袋に入れて密封し、氷水を入れた容器に漬けて冷やしながら病院に運びます。氷水に塩を入れたり、ドライアイスで冷やしたりして温度を下げ過ぎてはいけません。 時間は早い程よろしい。