ぜんそくの話
気管支喘息は、花粉や家庭のホコリ(ダニ)、大気汚染公害物質等によって生ずるアレルギー反応で、肺の気管支(気管支で最も細くガス交換の行われる肺胞の入り口の所)がはれてつまった状態となり、空気が通りにくくなって窒息状態になる病気です。

吸うより呼く方が困難で発作時の苦しさは大変強く、鼻翼呼吸や苦しくて横になれなくて、起座して息をするようになります。この時期には補聴器で聞くと肺全体に捻髪音という髪の毛をこすり合わせる時のようなピチピチという感じの鋭い音が聞こえ、診断は容易です。素人でもそばで聞いていて分かるくらい音がすることもあります。

治療には急性発作時には気管支拡張剤、鎮咳剤、去痰剤、ステロイド剤等の注射・点滴・吸入等が用いられますが、重症例では酸素吸入、入院治療等が必要な場合もあります。

予防的には同様な薬の内服や抗アレルギー剤の使用あるいはアレルギーの原因から離れるための転地等がありますが、日常生活で意外と大切なことは、風邪をひかぬことと、水分を多くとることです。風邪をひいたり、水分が不足すると痰が粘っこくなって咳をしてもなかなか切れず、発作をひどくしてしまいますので十分注意してください。