わが国の医療費と医療保険
新聞などでわが国の医療費の値上げがあるたびにさまざまな問題点が指摘されます。

しかし、アメリカは2億人の人口で世界50億人の医療費の半分が消費されており、国民総生産の実に16%が医療費に費やされています。これに対し、わが国の医療費は国民総生産の6%です。

わが国の入院費は1日平均3万円かかりますが、国民皆保険なので全額支払うことはありません。また、月に6万3千6百円以上の医療費は保険がカバーしてくれます。

一方、アメリカの1日の入院費用は現在22万円。しかも日本のように国民皆保険ではありません。

この前、ニューメキシコ州で医療費の支払えない患者には退院後に、例えば心筋梗塞で治った患者に1時間5ドルで病院の芝生の掃除をさせ、その賃金で医療費を支払わせる、というニュースが流れたこともあります。

この点、わが国は医療保険が充実しており、貧富の差が影響を及ぼすことはほとんどありません。

だからといって、無駄な医療費は禁物です。病院からもらった薬を、服用しないまま家の引き出しなどに放置したり、そのまま捨てることのないよう、お互いに気を付けたいものです。