自分の体は自分で治す
人の体には病気を自然に治してしまう力があります。体の中に悪い細菌が入ると、いろいろな症状が出てきます。胃腸炎になると発熱、吐き気、腹痛、下痢、肌荒れなどになりますが、O-157のこともあり、さあ大変と思ってしまいます。

そのとき、体は生命を守るための反応を始め、体内の毒素を排除しようとします。腹痛を伴いますが、胃腸を収縮させ食物や便を嘔吐や下痢で体外へ排せつし、それでも出せないときは皮膚から湿疹という形で出してしまいます。また、細菌と戦うため白血球を増加させると熱も出てきます。発熱は細菌戦争をしている摩擦熱といったところで、細菌と戦う正常な抵抗力を持っていると思ってください。慌てることなく自分の体を防御する力を信用しましょう。体はとても不快で消耗していますが、自分の体が細菌感染に正しく反応し治そうと努力している姿なのです。これを「自然治癒力」といいます。

しかし、子どもや高齢者、また、成人でも過労、栄養・睡眠不足のときは自然治癒力が弱くなります。自分の力だけでは治せない病気もあるので、そのときは自分の体のことをよく知っている「かかりつけ医」に相談してください。薬だけに頼るのは無論よくありませんが、薬は症状を和らげるとともに病気を早く治す手助けをします。医師や薬を上手に利用し健康な生活を送りましょう。