お宅の食事の味はいかがですか?
患者さんに「お宅の食事の味はいかがですか?」とよく尋ねます。多くの人が「うちは普通です」と答えます。看護学校でも同様に尋ねると、やはり多くの学生が「普通です。子どものときから同じ味だから」と答えます。父親あるいは母親が濃い味が好きだと子どももずっとその味に慣れ、普通という感覚になってしまいがちです。

普通の味とは、恐らく病院での一般食(普通食)だと思います。入院歴のある患者さんから、病院の食事は薄味だったという感想をよくお聞きします。患者さんご本人が今まで気付かないまま濃い味に慣れてしまったためではないでしょうか。

そこで少しずつ薄味にされてはいかがでしょうか?しょうゆは直接かけずに付けて食べる、インスタント食品のスープは全部使わないなど、時間を掛けて少しずつ実施してください。習慣は急には変わりません。一年ぐらいの長期計画で家族が気付かないように食塩、みそ、しょうゆなどの量を減らしてみてください。

概しておいしいものは味が濃いように思います。それに食が進みます。食べ過ぎは、肥満・糖尿病・高脂血症になりやすく、塩分の取り過ぎは高血圧の危険性があると言われています。薄味にすると食欲が低下するように思います。体重のコントロールのためにも薄味をお勧めします。