腎不全とは

腎不全とは、腎臓の働きが低下して身体から老廃物が出ていかなくなった状態をいいます。

腎臓は、血液から尿をこし取る臓器なので、年を取り動脈硬化が進んでくると誰でも腎機能は低下してきます。一般的に80歳で腎機能は50%程度と言われています。高齢者が夜中に度々小便に行くことがよくありますが、これは昼間の尿だけでは老廃物の積み残しが出るので、腎臓が夜中まで残業して働いているためです。

最近、「透析」という言葉をよく耳にするようになりました。腎機能が10%位にまで低下すると、この透析治療が必要となってきます。平成14年末で全国で22万人もの人が透析を受けており、毎年1万人ずつ増え続けています。老化現象ともいえる動脈硬化のみでも腎機能低下は起こりますが(これを腎硬化症といいます)、高血圧、糖尿病、高脂血症といった生活習慣病を持つ人では、動脈の加齢がさらに促進されます。ちなみに、現在、透析導入される患者の30%は糖尿病です。

透析治療とは、人工腎臓ともいい、人間の腎臓の替わりに血液から老廃物を透析膜を用いてこし取る治療法です。週3回、4時間治療する人が大部分です。それだけ長時間しても人間の腎機能の7%程度です。血管の老化の末期は透析ということを覚えておいてください。