浮腫(むくみ)
浮腫には全身的なものと身体の一部に限局して現れるものとあり、その程度もいろいろです。

最も恐ろしがられている全身性浮腫は腎臓病ですが、他に心臓病や肝臓病も重症になると浮腫を来します。腎炎によるものは顔面に強く、心・肝疾患によるものは下肢に多く見られます。ホルモン異常によって起こる代表的な浮腫は粘液水腫(甲状腺機能低下症)ですが、女性の生理によっても軽い「むくみ」を訴えることがあります。また、治療のために消炎鎮痛剤やホルモン剤の投与を受け浮腫が起こることがあります。しかし、全く原因の不明な突発性浮腫も時に見られます。

限局性浮腫としてアレルギー性のもの、たとえば白髪染めで顔面が腫れたり、全く健康な人でも夕方になると下肢に「むくみ」が出る人がありますが、心配ないことが多いようです。局所的に静脈閉塞(静脈炎)やリンパ管閉塞(リンパ管炎)が起こると、それより末梢側に浮腫がきます。特殊なものとして神経性のもの(クインケ浮腫)もあります。

いずれにしても、「むくみ」は重大な疾病である場合がありますので、早急にかかりつけ医にご相談されるのがよいでしょう。