狭心症
心臓の筋肉(心筋)はたえず収縮を繰り返して仕事をしているわけで、そのためには酸素や栄養を必要としています。この目的のために、冠状動脈が心筋に分布して十分な血液を提供しています。

ところで、狭心症は心筋に対して一時的に急に必要なだけの血液が与えられなくなった状態(心筋の虚血状態)をあらわす症状で、そのほとんどが冠状動脈の動脈硬化に原因しています。症状の特徴は発作的に起こるいわゆる狭心痛です。それは前胸部の痛み圧迫感、締めつけられる感じなどで、しばしば首、肩、腕などに放散しますが、普通数分以内でおさまります。

発作は肉体的な過労、精神的ストレス、食べ過ぎ、寒さ、喫煙などにより引き起こされますが、時には安静時にも起こることがあります。狭心症は50歳前後の男性で精神労働者に多いようです。

治療は軽度の場合安静だけで治りますが、場合によっては発作時に使用される薬(ニトロ化合物他)が非常に有効です。