動脈硬化症
成人病の主なものは心臓病、脳卒中及びがんですが、心臓病と脳卒中は動脈硬化が関与しています。心臓の筋肉を養っている動脈(冠動脈)に動脈硬化が生じると胸をしめつける感じや胸痛を来たします。こらが狭心症です。さらに冠動脈が細くなって詰まってしまったのが心筋こうそくです。脳の動脈が詰まったのが脳こうそくであり、動脈が破れると脳出血であり、両者を脳卒中といいます。

このような動脈硬化を起こしやすい危険因子として次のものがあげられています。

(1) 高脂血症(特にコレステロール)、(2) 高血圧症、(3) 喫煙、(4) 糖尿病、(5) 肥満、(6) 高尿酸血症、(7) 運動不足、(8) 体質、(9) ストレスなどです。これらのうち(1)(2)(3)は三大危険因子ともいいます。

これらの危険因子を多く持っている人ほど動脈硬化が起こりやすく予防及び治療が必要です。これらの因子は生活習慣とも深く関連しており、食事、運動、休養などに注意する必要があります。

食事については、高脂血症に対してはバランスのよい食事をとり動物性脂肪と糖質を制限し、高血圧症に対しては食塩の制限が大切です。

動脈硬化を予防することにより心臓病、脳卒中を防ぎ、幸せな老年期を過ごしたいものです。