胸の痛み−狭心症−
坂道を登るときや急いで階段を上り下りするときに、前胸部を締めつけるような痛みを感じ、気分が悪くなり、冷や汗をかいたことはありませんか。このような症状が出現しますと狭心症の疑いがあります。
狭心症とは、心臓の筋肉に血液を送る冠状動脈が動脈硬化などによって細くなり、心臓へ酸素を十分に送ることができなくなったときに起こる病気です。冠状動脈が完全に閉塞されたときには症状がもっと強く起こり、ときには急死することもあります。それが心筋梗塞です。

冠状動脈が狭まる因子はいろいろありますが、その中でも高血圧症、高脂血症、糖尿病、喫煙などが主なものです。これらを危険因子といいますが、これら危険因子をきちんと治療していると狭心症の発病も予防できます。食べすぎないように、運動も適度に行い、太りすぎないようにすることが重要です。もし症状が出現したら、早めにかかりつけ医の先生に相談してください。前胸部を締めつけるような発作が頻繁に起こりますと、心筋梗塞の前触れですので専門医の治療を必要とします。狭心症に対しては、薬物療法、冠状動脈の狭まった部分を拡げる治療法などさまざまな方法があり、助かる確率が高くなります。

特に冬は、暖かい場所から寒い場所へ急に出るときは注意してください。保温に十分気を付けて、睡眠を十分とり、翌日に疲れを持ち越さないようにしましょう。