関節の痛み ―特に膝関節を中心に―

若い人ではスポーツにより、また、老人では関節の老化により、膝関節の痛みを訴える人が多く、若い人では、膝関節の中にある半月板や膝関節を支えている靱帯の外傷(けが)による痛みが主体です。スポーツをする人は、スポーツをするときだけでなく、日常でも筋力アップのためのトレーニングと関節の十分な運動範囲の維持、柔軟性の獲得のためにしっかりストレッチングをしておくことが大切です。

日ごろ、あまり体を動かさないで急に野球やスキーをすると、関節、ねんざ特に膝関節に無理がかかり、捻挫や靱帯断裂などを引き起こします。また、中年以後は、徐々に老化が進行し、関節の柔軟性が失われ、いわゆる「ちびて」きて変形性関節症を起こしてきます。そのため、関節が痛くなったり、水がたまったり、膝が伸びなくなったりします。

この老化による変形や悪化を防ぐためには、若い人も熟年以後の人もたい膝関節を安定して動かす大腿四頭筋(太ももの前面にある太い筋肉)を鍛えて強くしておくことが必要です。また、体重をコントロールしておくことも大切です。

いずれにしても、痛みなどの症状が出ないように予防をするのが最も重要です。筋力を強化する訓練は自宅でもできるので、日ごろの努力と継続が大切です。痛みが出たときは専門医を受診して、適切な処置、指導を受けましょう。