いわゆる夏かぜについて
夏かぜといってもかぜの一部で、ほかの時期にみられるかぜとそう異なっているところはありません。鼻みず、鼻づまり、のどの痛み、せき、たんなどの呼吸症状と熱、頭痛、腰痛、身体のだるさ、食欲がなくなるなどの全身症状が、いろいろと組み合わさって出てまいり、およそ1週間で治るのが普通です。しかし、冬のかぜに比べればのどの痛みや熱が出ることが多く、その他の症状が割合と少ないことがやや特徴とされています。

かぜの殆どはウイルスが原因と考えられていますが(約200種類)、夏かぜの重要な病原ウイルス(およそ3つ)と考えられているものの中には、水泳プールなどでうつる咽頭結膜熱(プール熱)、咽頭扁桃炎、流行性結膜炎、手足口病、ヘルパンギーナ、髄膜炎、発疹などを起こすものがあります。

いずれにしても夏かぜは下痢、嘔吐を伴うこともしばしばで、これらによる水分欠乏状態と夏の高温多湿の気象条件などのため身体がきつく感ずるものです。

しかし、夏かぜかと思われているもののうちにも他の急性熱性の病気も含まれている可能性もありますので、単に夏かぜと済まさないで早めにかかりつけ医などに相談することが大事でしょう。