乳児嘔吐下痢症にかかったら

初冬になるとはやりだす嘔吐下痢症は、主にロタウイルスの感染による急性胃腸炎です。

まず、嘔吐を何回も繰り返し、その後下痢がくるのが特徴的です。
脱水が心配で、嘔吐が激しいときも水分をたくさん与えている人がいますが、これは逆効果です。嘔吐を何回も繰り返しているときは、胃腸を休ませる意味でしばらく水分を与えるのを控えましょう。

嘔吐の間隔があいてきたら、少しずつ水分を与え始めましょう。
最初はスプーン一杯が目安です。15分ごとに繰り返し、2〜3嘔吐がなければ倍の量に増やします。白湯でもよいが、電解質を含んでいるスポーツドリンクや子ども用の電解質飲料が最適です。

十分な利尿があり、食欲が回復したら、お粥やよく煮込んだうどんを食べさせます。下痢のときに絶食させる人がいますが、絶食すると腸の粘膜がやせて腸が弱ってしまいます。
下痢が続いても嘔吐がなくて食欲があれば、消化の良いものを食べさせてあげてください。牛乳などの乳製品や脂っこいもの、甘過ぎるものはよくありません。お粥だけでは電解質が不足するので、野菜スープで炊いたお粥がよいでしょう。

乳児では、嘔吐下痢症と思っていたら、腸重積症であったということもまれにありますので、嘔吐とともに血便が出たら、急いで医療機関にかかりましょう。