うつ病・うつ状態について
最近、うつ病やうつ状態の人が増えてきていると言われています。これらの人にはうつ気分(憂うつ・気が沈む・悲しい・希望がない)のほか、物事に興味がなくなるとか、自分がつまらなくなるとか、集中力がなくなるとか、死んだ方がましだと思うなどの訴えの幾つかが出てくることが特徴です。しかし、軽い場合はこのような症状が乏しくて身体的な症状が前面に出る場合が多いものです。即ち、眠れない、食べれない、身体がだるい、吐き気、腹痛、便秘などの症状です。従ってこんな時には神経科以外の一般の科を訪れ、一般検査で「異常ない」とされる例も珍しくありません。

また、抑うつ状態は心身症をはじめ慢性の病気の経過中や老人病の人に意外と多くみられていることも注目すべきことです。

治療法は薬としては抗うつ薬、精神情動安定薬が重要でよく使用されていますが、日常生活で気を付けなければならないことは、この病気の方はエネルギーや活力が低下しているわけですので、身体の消耗を防ぐことが大事で、そのためには休息をとり、安静を保つことが必要となります。

いずれにしてもこの病気の疑いのある方はかかりつけ医とよく相談して、場合によっては専門医を紹介していただくとよいと思います。