寝たきり
我が国では最近高齢化が進んで、寝たきり老人が急速に増加し、社会問題になってきています。寝たきりとは、一般に6か月以上継続して床につきっきりの状態をいいますが、このような老人が現在すでに60万人を超え、近い将来100万人に達すると考えられています。寝たきりの原因となる病気にはいろいろなものがありますが、主なものは脳卒中、痴ほう、骨折、関節の病気、心臓病などです。

寝たきりになると、手足が曲がったままで固まってしまう拘縮という状態になり、ますます動けなくなります。また、水分摂取が減るために脱水状態になりやすく、無関心、無気力、口の中や皮膚が乾燥する、便秘などの症状が出てきます。その他にも骨が弱くなる骨粗しょう症を合併して骨折しやすく、床ずれもできるようになります。

寝たきりを予防するには、まず筋力が低下しないように注意することが大切であり、特に骨折や脳卒中で倒れた場合には、できるだけ早くリハビリを開始することが重要です。

不幸にして寝たきりになった場合には、合併症に対するケアが大切であり、家庭でお世話する場合には、訪問看護、家庭奉仕員などの支援を受けることも必要になるでしょう。