消化性かいよう
胃かいようと十二指腸かいようをあわせて消化性かいようと言います。胃液の消化作用によって、胃や十二指腸の壁に傷ができることによります。男性に多く、胃かいようは50歳前後に、十二指腸かいようは若い30歳前後に多い傾向があります。

原因としては、精神ストレスが最も重要であり、その他として体質、性格、食事、生活環境等が考えられます。

症状としては、食事と関連した上腹部の痛みが最も多く、その他として食欲不振、胸やけ、吐き気等があり、時には症状が全くない場合もあります。胃かいようでは痛みは食後に強くなりますが、十二指腸かいようでは空腹時に痛みが強くなり、何か食べると痛みが軽快する傾向があります。

診断はレントゲン検査や内視鏡検査でします。胃がんと紛らわしい場合は、内視鏡検査の時に一部を採取して組織学的検査で区別します。

治療としては心身の安静、食事療法、薬物療法があります。治療薬の進歩等により手術を必要とする場合は少なくなりました。消化性かいようは、約2カ月の治療で80%以上治るといわれています。しかしまた再発しやすい病気でもあります。規則正しい生活や食事をすること、ストレスを避けてうまく解消すること、医師の指示に従って治療を続けることが大切です。