血 便
食生活の西洋化とともに脂肪摂取が多くなり、大腸がんの増加傾向が指摘されています。

岡山市でも平成3年度から大腸がん検診を行っています。検便によって潜血反応の陽性者には精密検査を指導しています。検便ではヒトヘモグロビンに特異的な抗ヒトヘモグロビン抗体が作製され、便潜血検査に用いられるようになりました。その感度・特異度の高さから、便潜血検査の主流は化学的便潜血検査から免疫便潜血検査へ変わり、大腸がんの早期発見、診断精度の向上へつながってきたのです。

自覚症状としては、便通異常(便秘と下痢の繰り返し)、便の細小化、急に便秘傾向となることなど、ふだんと変わったことがあれば、まず検便を行うことが肝要でしょう。

肉眼で血便が認められる場合、血液が新鮮血であったり、血餅として粘液とともに便に付着していたり、また新鮮血であったのが濃い色に変わったなどと変化があったりする時はもちろん精密検査が必要です。このように観便を行うことも重要なことと考えられます。

なお、他の消化管の出血によっても便潜血反応は陽性となりますので、大腸以外の病気も念頭におかなければなりません。