逆流性食道炎

皆さんは食後に「胸焼け」を感じることはありませんか?
胸焼けは、食道への胃酸の逆流が原因で起こる症状です。強い胃酸が何度も逆流すると、胃酸に何度もさらされる食道粘膜は、炎症や潰瘍を起こし、これを「逆流性食道炎」といいます。

逆流性食道炎は、50歳代から70歳代の人がかかりやすい病気ですが、食生活の欧米化などから最近とても増えています。この病気を放置すると潰瘍ができ、その潰瘍が治るときには、ひきつるような状態となり、食道が狭くなって食物が通りにくくなることがあります。

逆流性食道炎の診断では、内視鏡検査が行われます。このほか、食道の中の酸の状態をみる食道内pHモニタリング、食道の動きや噴門(胃と食道の間の輪のようになった筋肉)の働きをみる食道内圧検査が行われることもあります。

逆流性食道炎の治療は、原因となる酸の分泌を抑える薬が中心となり、粘膜を保護したり、酸を中和する薬を使います。逆流性食道炎を防ぐには、次のように毎日の生活にも気を付けてください。

・大食を避け、し好品は控えめに
・お腹を強く締めつけない
・なるべく腰は伸ばして
・就寝は頭の高い姿勢で

医師の指示どおりに薬をきちんと飲み、生活のパターンを改善するよう心掛けましょう。