更年期障害
更年期とは40歳から55歳位までの閉経期(月経閉止)前後の時期を言います。この時期には生理的に卵巣機能が低下し、自律神経機能の失調が起こるため、それに伴う肉体的、精神的及び環境等の社会文化的な種々の因子が関与して更年期障害が発症すると考えられています。更年期愁訴の持続期間は平均4.9年と言われていますが、症状の強さや持続には個人差が大きいのが特徴でもあります。

症状としては次もようなものがあります。性器外症状として精神神経症状(精神不安定、不眠、不安感、食欲異常等)心臓血管症状(頭痛、めまい、知覚異常、発汗、冷汗、のぼせ等)内分泌症状(易疲労、体質変化、肩凝り等)また、性器外症状としては月経異常(周期の短縮或いは延長)性器の萎縮(膣炎、掻痒感)等があります。

治療としては薬物療法(ホルモン療法、抗不安薬他)や心理療法がありますが、画一的な治療では功を奏しない場合も多く、心身両面からのアプローチが必要です。しかし、更年期は生理的な一時期であって決して病気ではないということを理解して、必要以上に不安や心配を抱くことなく平静に過ごすよう努めれば重大な結果を招くことなく経過してしまうものです。