マムシにかまれたらどうする?
日本にいる主な陸生の毒蛇はハブとマムシとヤマカガシです。中でも、よく知られているマムシは、頭が三角形で胴体は急に細くなっています。マムシの毒は冬眠中は弱く、秋には強くなります。秋にマムシにかまれると、命が助かっても治るのに百日かかるので、「マムシ百日」とも言われています。マムシの毒は筋肉の凝固断裂を引き起こし、急性腎不全を併発します。

マムシにかまれる患者は年間少なくとも三千人と推定されます。最近は減る傾向にありますが、農山村では毎年かまれる人が後を絶たず、死亡率は0.1%前後です。時期的には、4月ごろから現れ、5月には一端減りますが、7月にはまた急増します。マムシにかまれると、出血・腫張・懐死と全身に症状が現れ、一部に視力低下、複視なども発生しますが、服の上からかまれた場合には毒素が少なかったり、まったく無いこともあります。

また、かまれたら、かまれた箇所に近い心臓よりの部分をひもやゴムバンドなどで血行を止める程度に軽く縛り、副木で安静を図ります。きずを幅4〜6mm・深さ3mm程度切開して、毒素を吸引器や口で吸い出します。

毒素はかまれて30〜40分はその箇所にとどまっています。消防署の救急隊は専用の吸引器具を常備していますので、かまれたらできるだけ早く連絡し、抗毒素血清のある医療機関へ早急に搬送してもらうようにしてください。