皆様は、「かかりつけ医」をお持ちでしょうか。 「日頃から何でも相談でき、親切に説明してくれて、またいざという時には、専門医を紹介してくれる、近くの医師を決めておくこと」は、あなた自身とあなたの大切な家族の健康を守るうえで大変重要なことです。このような目的を満たしてくれる医師を「あなたのかかりつけ医」として、身近に持っておくことをおすすめします。 岡山市医師会員は、平成5年度から3年間、厚生省が行う「かかりつけ医推進モデル事業」に参加して、かかりつけ医としてどうあるべきか、良いかかりつけ医とはどのような医師か、住民の皆さんへ、どのようにお知らせしていけばよいか、等いろいろなことを考えてきました。その中で皆様の参考になることをいくつか述べます。 望ましいかかりつけ医の条件 1.病気・治療についてよく説明してくれる医師 2.自分一人では、手に負えない病気は適切に専門医を紹介してくれる医師 3.できるだけ近くの医師 4.必要なとき、いつでも連絡がとれ、適切な指示を与えてくれる医師 5.どんな病気でも診てくれて、相談にものってくれる医師 かかりつけ医の紹介システム 岡山市医師会には、在宅ケアサービス部を設けています。ここでは主に、ねたきりやひとり暮らしの老人で、体に異常をもちながら相談や治療をしてくれる主治医を持っていない人に、近くの医師を紹介するシステムです。 岡山市医師会又は在宅ケアサービス部へお電話くだされば、出来るだけ早くあなたにふさわしい「かかりつけ医」を紹介します。 かかりつけ医で健康診断を 岡山市では年に1回、40歳以上(女性は30歳以上)の市民を対象に、6月から12月までの7ヵ月間、健康診査を行っています。出来るだけこの検診を受けて日頃から自分の健康状態をよく知っておくことが大切です。 継続的医療はかかりつけ医で 子供から大人まで、かかりつけ医に健康管理をしてもらうことは、病気の予防・早期発見・早期治療につながります。一生自分の健康について相談できるかかりつけ医を持つべきです。 かかりつけ薬局との連携 皆様のお飲みになる薬については、かかりつけ医と薬剤師が一緒になって管理し、同じ薬を2ヵ所からもらったり、薬の飲み合わせや副作用のないよう、あなたをお守りします。 歯科医との連携 歯科治療は、かかりつけ医とよく相談して行ってください。
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