岡山県医師会

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岡山県医師会心電図自動解析センター

岡山県医師会心電図自動解析センターは、昭和60年4月に、心電図自動解析機を県医師会内に設置し、県下諸学校の全対象者の心電図を同一の解析機を用いて解析することにより、第一次スクリーニングの標準化を期するとともに、各地区医師会検診班に対する応援体制を整備したいと考えて開所された。

以来順調に運営され、県下の小学1年生、中学1年、高校1年が学校検診で行う心電図検査の児童生徒の心臓検診に大きく貢献してきている。昭和62年より加えられた心音図検査も平成26年度では小中学校1年生で99%に達し、また、小学校4年生の心電図検査も一部実施されている。

心電図検診の実施順序は、規格の端末機(心電計、心音計、記録機)を学校現場に運び、12誘導あるいは省略4誘導の心電図をとるとともにコンパクトフラッシュカードに収録する。
そのコンパクトフラッシュカードを心電図解析センターで解析し、異常の無い者については解析結果のみ、異常のある者については波形と所見を打ち出して解析依頼機関へ送りかえす。その結果を専門医が再度確認をして、詳しい検査が必要な者については学校医へ連絡、保護者へ説明し専門医を受診する事になる。

解析データは光ディスクに収録蓄積されており、すでに 250万件に達している。医療機関、検診機関からの過去の記録照会の求めに対しては、プライバシー保護を考慮しつつ適宜対応を図っている。

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