↓↓↓ 令和4年4月11日更新 ↓↓↓

 赤磐医師会としては、オミクロン株出現以降、5〜11歳の小児への新型コロナワクチンの接種において、まだ有効性や有益性については不明確な段階であり、また、小児にとっては看過し得ないような副反応や後遺症の報告も散見されるようになって来ているために感染収束の状況などを観ながら、もう少し時間をかけてしっかり情報を得てから判断しても良いのではないかと考えて議論しているところです。

 一番大切なことは、小児においては、ワクチン接種により他人への感染を予防できる効果は短期間しか続かない可能性が高く、風邪症状があるにもかかわらず、安心して不用意に出かけたり、高齢者と会えるとまで過信してはいけないことではないかと考えます。小児へのワクチン接種について保護者の方々におかれましては様々な情報をご確認され接種の判断をしていただくようお願い致します。

 なお、今のところたいへんよくまとまった大阪泉大津市の南出市長が市民へ向けてわかりやすくご説明された15分程度の動画と厚生労働省のワクチンQ &A、岡山県総社市の取り組みなどもご覧になりご理解の一助にしていただければと思います。

 

大阪府泉大津市
南出 賢一 市長から市民へのメッセージ
https://youtu.be/mXWNRP8xY30

厚労省新型コロナワクチンQ &A
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/

岡山県総社市の取り組み
https://www.city.soja.okayama.jp/s/singatacoronataisaku/corona_virusu/wakuchin_1kkaimesessyu_syouni.html

こどもプラットフォーム
https://www.kodomocorona.com/about-platform/

 

 また、基礎疾患のある小児あるいは、ワクチン接種を強くご希望される保護者の方々は、かかりつけ医と接種の必要性を十分検討してから接種を決めてください。

 接種を希望される方は、接種前にメリットとデメリットについて十分に理解し、かかりつけ医ともよく相談をして接種を受けてください。

 なお、接種対象となる小児(保護者)の中には、これらのさまざまな意見、或いは主治医との話し合いやご健康状態等を踏まえた上で、実際に接種を受けることを決められる方々も多々おられます。当医師会内では、そうした地元住民のために、いくつかの施設が小児ワクチンの接種を受け入れております。当医師会としては、これらの施設の取り組みが、地域住民の自由な保健活動にとって大変貴重なものであるという認識に立ち、受託施設の立場を全面的に支援いたします。

 かかりつけ以外の受託施設で接種を受けられる場合は、基本的にこの度の小児コロナワクチンに関して上述のような効果や副反応等を十分にご理解の上で、自己責任で接種を決められたものと想定して接種が行われますので、必ず今一度立ち止まりしっかりワクチンの効果、その副反応につきお調べになるようお願いいたします。また、不幸にも強い副反応、ワクチン後遺症などが発生した場合、それぞれのかかりつけ医、岡山県新型コロナワクチン相談センター(0120-701-327)、赤磐医師会、あるいは赤磐市役所に設置されている「予防接種健康被害調査委員会(健康増進課)」までご連絡ください。

 こどもたちの健やかな成長を見守るために、エビデンスに基づいた信頼される医療を、今後も提供していきます。ご理解ご協力のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。


                      令和4年3月  赤磐医師会




***更新情報***


4月11日 : オミクロン変異株とmRNAワクチンについて

「米(アメリカ)食品医薬品局(FDA)は4月6日、現在の新型コロナウイルスワクチン(モデルナ製・ファイザー製)がオミクロン変異株の亜種「BA.2」にはあまり適合していないとの見解を示しました。外部専門家の委員会が今後の追加接種の変更について協議する中で述べました。ただ、追加接種を実施することで、2回接種に比べ重症化は防げる可能性はある、としています。」

高齢者や基礎疾患のある壮年期の方で、3回目接種を受けていない方は、厚生労働省のQ&A、コロナワクチン副反応データベースリンク先等を参考にしながら、接種するかしないか、あるいはしばらく様子を見るかを必ずご自身で検討してください。厚生労働省からの通達、発表ではワクチン接種はあくまでも任意であり、強制するものではないと明記されています。


厚労省新型コロナワクチンQ &A
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/



コロナワクチン副作用データベース検索
https://covid-vaccine.jp/





4月11日 : 赤磐市での(成人)集団接種と(成人・小児)個別接種について

 赤磐市では2022年4月も集団接種と個別接種が国の指導のもとワクチン接種希望の方々に並行して継続されています。

集団接種会場は、赤磐医師会病院と桜が丘いきいき交流センターです。今までと同様に、医師会会員施設の医師・看護師や医師会病院の医師・職員が協力してまいります。3月までと異なる点は、集団接種会場への送迎バスが廃止されたことです。くれぐれもお気をつけください。

なお、赤磐医師会内の個別医療機関(赤磐市及び岡山市東区瀬戸町)での予約は、岡山県共通予約システムからのインターネットによる方法と、赤磐市コールセンターからの方法があります。赤磐市コールセンターにて、岡山市内の医療機関の個別接種も予約できますのでご利用ください。

集団接種会場ではモデルナ製ワクチンのみとなっています。個別接種ではモデルナ製とファイザー製が用いられます。ただしファイザー製の供給量が少ないため、ネット予約などに際して、予約開始日から数日間は18歳未満のみを対象とし、その後に空きがあればその他の成人も予約可能となります。ファイザー製をご希望の際に、希望する医療機関で予約枠が空いていなくても、数日後には空いている可能性もありますので、諦めずに確認してみてください。



4月11日:ミニ知識

オミクロン株の感染予防で大切なことであり、日常で簡単にできることを一部ご紹介します。

オミクロン株は喉粘膜での炎症が特徴です。そこで、喉や鼻腔の洗浄が特に効果的と考えられています。 また歯周病や口の中の傷などがあるとそこから一部のオミクロン株が血管内に素早く侵入し全身の血栓症を来しやすくなります。 したがって歯磨きとオーラルケアがとても有効です。

新型コロナウイルスは、株により便にも排泄されます。 そこで、トイレのドアノブなどのアルコール消毒に加えて、使用前後の便座のアルコール噴霧・清拭が効果的と考えられています。また手洗いも当然大切です。トイレから出る時にはいつものように手洗いしましょう。

さらにウイルス感染対策として全般的に言われていることはご自身の免疫力を上げる事が大切です。食事や運動などです。この事にも充分留意してください。

さて、同じマスクを長時間使用する事は衛生上好ましくありません。常に清潔なマスクをするよう心がけましょう。 また戸外で、他人が周りにいなければ、積極的にマスクを外してみても良いのではないでしょうか。 マスクなしで生活できる日が来るのも遠くはないと期待しています。




赤磐医師会からのおしらせ


***** 小児新型コロナワクチンに関する情報提供 *****



新型コロナワクチンのお子さん・お孫さんへの接種について

お考えの保護者様、地域住民の皆様、かかりつけ医の先生方へ