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岡山県医師会会長 内田耕三郎
令和8年6月21日より岡山県医師会会長に就任いたしました。どうぞよろしくお願いいたします。
岡山県医師会会員の皆様!
県民の健康のために日々診療に従事くださり、本当にありがとうございます。私たちの仕事は患者さんの診察・治療だけではありません。小児や高齢者の予防接種、小中高の学校医、保育園・こども園・幼稚園の園医、インフルエンザやCOVID-19等の感染症対策、健康診断、各種のがん検診、産業医、地域包括ケアなど幅広い医師会活動は決して表に見えやすいものではありませんが、地域を支える大きな力となっています。会員各位のご努力に改めて感謝を申し上げます。
岡山県医師会の会員数(令和8年5月1日現在)は、A会員(医療機関の開設者)が1279人、B会員(勤務医)が1941人、C 会員(研修医)が148人です。勤務医の皆様は、医師会にはほとんど興味や縁がないと思います。医師会は開業医の団体のように言われますが、日本医師会も各都道府県医師会も勤務医が圧倒的に多いのです。地域医療を守るためには病診連携が最重要です。一人で主張していても政治は動きません、医師会という団体で先生達の声を大きくすることが国を動かします。そして更に良い医療をつくることになり、若い先生達の未来を切り開くことにもつながります。病院勤務医の先生達は毎日厳しい環境の中で地域医療を支えてくださり、診療所との病診連携に尽力してくださっています。地域医療は、診療所だけでも病院だけでも単独で守ることは困難です。お互いが理解し、協力することで地域全体が支えられています。医師会活動はそのために存在しているのです。
近年、医療を取り巻く環境は、大きな課題に直面しています。医師の高齢化、継承者不足、施設の老朽化、医薬品供給不足、人件費や物価の高騰、県内の医療機関は大変な時代を迎えています、しかし、私たちは日々の医療をとめるわけにはいかないのです、なぜなら目の前にそれを必要としている患者さんがいるからです。医療は産業ではなく、人の命を守る重要なインフラなのです。医療とは、人と人との支え合いだと思います。開業医と勤務医が本当の意味での連携をとりながら、医療の未来を切り開いて行きましょう。
県民の皆様!
休日や夜間に体調を崩したとき皆様はどうされるでしょうか?子供さんや高齢のご家族を抱えて不安にかられたことはないでしょうか?そういうときに医療が身近にあると安心ですね。私たちは、国民皆保険制度に守られて当たり前のように医療を受けることができるという恩恵を受けています。では、その当たり前は誰が支えているのでしょうか?街の診療所で、地域の病院で、救急病院で、深夜の電話の向こうで多くの医療関係者がそれを支えて、それぞれの場面で皆さんの命を守っているのです。それは、決して目立つものではありません。しかも、その当たり前は自然の存在するものではありません。医療は目立たないところで静かに行われ、困っている誰かを支えているのです。多くの医師や医療従事者が昼夜を問わず働いています。必要なときに必要な医療を誰もが受けられることは、県民にとっての大きな安心です。あなたのかかりつけの先生もきっと岡山県医師会の会員です。患者さん一人ひとりに真摯に向き合うこと、必要なときに必要な医療が受けられる社会を守ることが医師会の使命なのです。
子供たちが安心して育ち、働く人達が健康に暮らせ、お年寄りが住み慣れた街でいつまでも元気に過ごせる。そんな素晴らしい岡山県をこれからも守り続けるのが、岡山県医師会の使命です。
令和8年6月