岡山県医師会

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会長挨拶

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2024年6月16日をもって、4期目の岡山県医師会長に就任しました。宜しくお願いします。

2023年5月8日に、新型コロナウイルス感染症が感染症法上の5類に移行され、新型コロナウイルス感染症は、インフルエンザと同様な対応が可能となりました。社会生活も次第にコロナ前に戻りつつあり、街中でもマスク姿が明らかに減っています。さりとて、コロナウイルスがなくなったわけではなく、毎日数十人の感染が報告されています。ワクチン接種の効果により、重症化する方は減少していますが、基礎疾患を抱える人や高齢者は十分警戒していただきたいと思います。

岡山県医師会の活動は、コロナの5類移行後、次第にコロナ前に戻りつつあります。私は、2018年6月に初めて17代会長に就任しました。就任後3週間目に、「西日本豪雨災害」が発生しました。”晴れの国おかやま”ではとても考えられない災害でした。この頃から、“線状降水帯”という気象用語が用いられるようになりました。災害対策には、12月31日までかかりましたが、被災した医療機関の再開、地域の医療の復興に全力で努めました。

そして、1年後の2019年12月には中国・武漢で新興感染症が発生しました。これこそが新型コロナウイルス感染症でした。岡山県医師会は、会員挙げて3年間コロナと戦いました。発熱外来の運営、自宅療養の患者さんの健康管理、そしてワクチン接種に、とまさに獅子奮迅でした。こうした活動があったからこそ、コロナは5類に移行されたのです。私は、岡山県医師会会員を誇りに思っています。

岡山県医師会は、1947年に設立されています。2024年6月1日現在、会員数は3,354人です。かつては、医師会というと開業医の集まりでしたが、2003年度から勤務医の会員が開業医の数を超えました。現在、開業医1,150人、勤務医2.204人となっています。

岡山県医師会の使命は、県民の健康増進、健康寿命の延伸などを目的に、岡山県と連携して事業を推進しています。一方、会員に対しては生涯教育講座の実施など、会員に最新の医療情報や知見を提供し、日常の診療の質の向上に寄与しています。

“かかりつけ医”の先生方は、地域医療を支えながら公衆衛生活動にも尽力し、学校医として児童・生徒の健康管理を行い、同時にワクチン接種なども実施していただいています。また、働く人の健康管理と労災防止などを担う産業医としても活動していただいています。日々の診療の中でも、災害が発生すれば、JMAT(災害医療チーム)として被災地に赴き、避難所での健康管理などに従事されています。

岡山県医師会にとっては、このような会員は真に“宝”です。

皆様方には、是非、岡山県医師会の活動を知っていただき、ご支援していただくことを期待しています。 

岡山県医師会会長 松 山 正 春

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