コラムNo.31

女性医師募集中！

岡山済生会総合病院内科
　　井　原　敬　子

寒い日が続きますが、皆様お元気で御活躍のことと存じます。昨年の末には、メディアは京大の山中教授が2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞したことを連日報道していました。日本人に自信を与える良いニュースでした。

私達の日々の診療はノーベル賞の様な華やかさはありませんが、とてもやりがいのある大切な仕事です。患者さんに最適な医療を提供するためには、各医師が日々研鑽をつむとともに、医師を中心とした医療スタッフのチーム医療が必須です。当院は、豊富な症例に恵まれ、医療スタッフも意欲のある優秀な人材が多く、協力し合って、患者さんに最良の医療を提供できるよう努力しています。

当院は平成28年春に病棟新築予定です。新病院は、女性医師の増加を見込み医局、当直室など十分なスペースと、アメニティを備える予定です。病棟と外来を分離するため医師の増員が必須になります。現在も当院では女性医師が常勤医132名中32名、研修医21名中６名、非常勤医39名中16名と数多く働いています。女性医師同士は、気軽に相談できることもあり、女性医師が益々増加することを楽しみにしています。

また、当院は、MUSCATプロジェクト復職支援協力医療機関の認定も受けています。産休、育児休暇制度、病児保育もあります。困った時には助け合える、女性医師にも、男性医師にも働きやすい病院を目指しています。詳しくは、当院ホームページの「求人情報」→「医師」→「当院の女性医師支援」をご覧ください。

麻酔科の馬場先生が始めてくださった女医会も、年に２回の食事会を通じて他科の先生とも交流が出来、退職された先生とも再会できるとても楽しみな会に育っています。

私事ですが、今年で当院に勤務して27年目になりました。色々な出会いとご支援のお蔭で思いがけず長く勤めることができました。この場をお借りしてお礼を言いたい気持ちです。私は読書が好きです。最近はノートルダム清心学園の渡辺和子先生の「置かれた場所で咲きなさい」をよく読み返しています。私には到底まねのできない考え方に感心し、勇気づけられています。置かれた場所で咲ければいいなと感じています。

高齢化が進み医療の必要性は増すばかりです。現場の医師が疲弊してしまわないためにも、女性医師が仕事を続けることは大切だと思います。

最後にもう一度、一生懸命働いて下さる元気な女医さん募集中です！