コラムNo.89

夢のつづき

川崎医科大学総合医療センター　総合内科学１　塚本　真知

皆さまこんにちは。私は、本年４月から川崎医科大学総合医療センター（旧川崎病院）で勤務をしています塚本真知です。私は、物心ついた頃から医師になることが夢で、さらに父が内科医として以前勤めていた、ここ川崎病院で働くことが目標であったため、４月から今日に至るまで、毎日が充実していて、とてもやりがいのある日々を送っています。新しい職場で、まだまだ慣れない４月に、当時の父を知ってくださっている方から、「塚本先生の娘さん？」と声をかけていただいたときは、すごく嬉しくて、思わずほっこりしました。

私が所属している総合内科学１は、呼吸器内科・循環器内科・腎臓内科・糖尿病内科・神経内科の５つの専門分野をもっています。各分野のスペシャリストが集まって、総合内科学１の教室を作っています。週１回行われる沖本部長の回診カンファレンスはもちろんのこと、日常的に、担当患者さんのことで困っていること・わからないことをいつでも教えていただける最高の環境で、様々な領域を勉強することができます。どんな状況下でも、ひとりにされることはなく、必ず周りの先生方が助けてくださります。

昔から、職場での「ほう・れん・そう」はとても大切であるということが言われていますが、今の私の職場では、まさに、「報告・連絡・相談」がいつでもできる環境です。さらに、科の垣根を越えて、他科の先生方に質問をさせていただく時も、とても丁寧に教えてくださります。

現在、私は主に入院患者さんを担当しています。病棟医として日々感じることは、医師・薬剤師・看護師・リハビリ療法士・ソーシャルワーカーなど様々な職種の方たちと共に、患者さんのことを考え、治療をしているということです。各職種間でも、しっかりとコミュニケーションをとって、チーム全体で患者さんの治療をしていると感じています。

本年３月に川崎医科大学大学院を卒業し、学位をいただきました。４年間の大学院研究の経験も臨床に活かしていきたいと思います。

この病院で働くことができて、毎日が本当に幸せです。周囲の先生方に多くのことを教えていただき、助けていただき、コメディカルの方としっかりとコミュニケーションをとり、そして、患者さんから多くのことを学ばせて頂き、毎日時間が足りないほど、吸収したいことが溢れています。

患者さんと患者さんのご家族を温かく包み、勇気と希望を抱いていただけるような医師になれるよう、これからも、ひとりひとりの繋がりを大切にし、一歩一歩前に進んでいきたいと思います。引き続きのご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。