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コラムNo.98

「女性医師の人生は波乱万丈?」

岡山県医師会理事 神﨑 寛子

「女性医師コーナー Enjoi通信」が100回目になりました。平成22年4月に岡山県医師会理事に就任してすぐのことでした。当時の井戸会長から県医師会報に女性医師のコーナーを作りませんかと、会報企画委員会で提案されました。井戸先生がどのくらい本気でおっしゃられたのか分かりませんが、指示されたことは可能な限り形にしていかなければならないと思っておりましたので、早速、女医部会委員会にはかり、女医部会の先生方に執筆をお願いすることにいたしました。平成22年7月10日(第1289)号に女医部会立ち上げ当時、部会長でいらっしゃった小山武子先生が「あの日から」というタイトルでご執筆くださいました。エッセイ風に執筆して下さる先生が多かったので、オピニオンとして書かれてい たそれまでの「会員の声」に比べ、ソフトさが目立ち女性らしいというお言葉もいただきました。

医師の人生は、若い頃からいくつかの病院に勤務しキャリアを積んでいくのが当たり前です。会社勤めの方から見れば十分波乱万丈ですが、女性でキャリアを積んで仕事を続けられた方の人生はさらに波乱万丈です。しかし、そこに一貫してあったのは医師としての使命感だったように思います。女性の少ない社会で苦労しながら、あるいは周りに支えられて、今現在、臨床の場に立っていらっしゃることの素晴らしさに涙が出てきたこともありました。「女性医師コーナー Enjoi通信」はこの100回を機に、終わりにさせていただくことを女医部会委員会で決定いたしました。ほとんどすべての女性の会員にお声をかけさせていただき、ご快諾いただいた先生には皆さん書いていただきましたのでお願いする先生がいらっしゃらなくなりました。今後は少しソフトタッチになった「会員の声」に寄稿していただき、男女の差なく会報を盛り立てていただきたいと思っております。ご執筆くださった先生方、応援くださった先生方ありがとうございました。

最後に女医部会の企画いたしました「女性の健康週間 県民公開講座」の報告をさせていただきます。3月11日(日)に「認知症を知ろう-認知症には、早めの予防と正しい対処を-」を開催しました。約370名の参加があり、当日のアンケートには「良かった」と多くの方が書いてくださいました。当日参加可能な女医部会委員は県医師会館への誘導、受付、会場案内と事務局員と一緒に手伝いをいたしました。この様に運営にも参加できるのが女性医師の良さではないかと思います。また、医師会の活動に積極的に関わっていただくことになりましたので、委員の先生方の医師会活動への理解も増してきたのではないかと思っております。さらなる女性医師の活躍と、それによる岡山県医師会の発展を祈念して筆を置きたいと思います。みな様ありがとうございました。

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