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コラムNo.65

瀬戸内乳腺事業包括的支援機構SBP
女性医師の会について

一般財団法人淳風会 倉敷第一病院 外科
  原 享 子

瀬戸内乳腺事業包括的支援機構SBP(理事長:岡山大学病院 乳腺・内分泌外科教授 土井原博義)は中国・四国地域で実施される乳がんに関連した事業に対する支援を行う目的で、平成21年に設立されました。今年の10月にはピンクリボン岡山2015という乳がんの啓発活動や乳がん検診受診率の向上を目的としたキャンペーンを岡山県、岡山市、岡山県医師会などの共催で計画しています。乳がんに関する県民公開講座、マンモグラフィー検診車による巡回検診と乳がんに関する無料相談、ターミナルビルのピンクリボンイルミネーションなど様々な企画がありますので、ぜひご参加ください。

SBP内には瀬戸内女性乳腺外科医会(SWAN)という委員会があり女性医師の復職・研修の支援や女性医師同士の情報交換を目的に活動しています。

今年も5月16日に「第5回ベテラン女性医師、学生・研修医本音トーク会」が開かれました。3人の子育てをしながら仕事をしている女性外科医の体験談をもとに、女性医師のワークライフバランスについて活発な質疑応答が行われました。研修医の先生たちからは、婚活の方法、結婚や出産の時期、子育てとキャリアアップとの両立、など日頃悩んでいる問題について具体的な質問が出て、子育て中の女性外科医との間で本音トークが繰り広げられました。今年のトーク会は子供連れで行われ、いつもに増して和気あいあいとしたものになりました。

女性医師が出産、育児をしながら、仕事を続けていくためには、環境や制度の整備、周囲の理解と協力、本人の努力など様々な問題がありますが、若い先生方の不安解消や研修の支援ができるように活動をしていきたいと思っています。

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