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コラムNo.94

明日も同じ行動をする

岡山市立市民病院 糖尿病センター 高橋 順子

内科認定医を取得、現在医者になって6年目の高橋順子と申します。糖尿病を主に診療しており、今年5月より育休復帰しました。いつかエッセーのようなものを書いてみたいと思っていたので、華道部の大先輩の大変素敵な先生よりご縁をいただきましてとても嬉しいです。

諸先輩方のEnjoi通信を拝読し、いかにここまで女医が生活しやすくなってきたかを思い感謝するばかりでした。また、出産前はMUSCUTよりご紹介いただきまして、岡山県医師会のマタニティ白衣レンタルサービスには大変お世話になりました。産休までとても快適に過ごせまして、心より御礼申し上げます。

何について書こうかと思いましたが、普段本をあまり読まなかった私が産後に自分をなんだろう、変えたくなって(?)、自己啓発に読んだ本とその他近況をお伝えしたいと思います。

ちなみに、以下はどれもAmazonのKindle本で買えるのです。

  • 「夢をかなえるゾウ 水野敬也(シリーズ1、2、3あります)」
    産後一番初めに読みました(なにしろあまり本を読まないもので手軽なものに手を伸ばしたくなった)。かなり前にはやったそうなのですが、自分を変えられない人が怪しげなゾウに教えを乞い、素敵な人に変わって行くストーリーです。私がこの本の影響で変わったことといえば、ユニセフに毎月3,000円を募金するマンスリーサポーターになりました。
  • 「完訳 7つの習慣 人格主義の回復 スティーブン・R・コヴィー」
    とてもスタンダードな良書だと推測し購入しました。本の中に宿題が沢山あるので、スケッチブックにメモを取りながら読むのにものすごく時間がかかりましたが、自分を見直す大きなきっかけになりました。今でも時々振り返るのにスケッチブックを開きます。この本を読み、(主人は全く乗り気ではありませんでしたが)家訓を作りました。
    「お互いを尊重し合い、のびのびと」です。また、「刺激と反応の間にはスペースがある」
    という言葉には大変感銘を受けました。自分を取り巻く様々な刺激に対する自分の反応は、自分で選べるという自由があるというのです。産後育児が大変な上に仕事も中断している私の弱っていた心には、とても響いた言葉でした。
  • 後は、文字数の関係で端折りますが、「プロフェッショナルの条件 はじめて読むドラッカー」、「嫌われる勇気」、「LIFE SHIFT-100年時代の人生戦略」、「スタンフォードの自分を変える教室(今回のEnjoi通信のタイトルはこれより引用)」等も面白かったです。

久しぶりに本を読んで思ったのは、現代ではブログや何かの媒体で色んなことを見聞きしますが、精神的にも学習的にも本を読んだ方が自分の為にもなるし、無駄な時間を過ごさなくてよいということです。

男性も女性もそうなのだと思いますが、日々色々考えることがあると思います。幸い私の上司は紳士ばかりで理解を示してくれるのでとてもありがたいのですが、仕事量は劣り、糖尿病専門医は最短7年目で取れるのですが、私は産休・育休で休んだため取得は更に1年遠のきます。

特に最近では、女性は1人1人違う人生を歩むのだから、既婚や子持ちに関わらず、全員がダイバーシティの真ん中にいるのだと思うようになりました。だから、きっと誰かを参考にするのは難しく、周りに感謝の気持ちを伝えながら自分のやりたいようにするのが一番良いのではと思います。

最後に近況です。復帰してから日本抗加齢学会と日本クリニカルパス学会に入りました。そして最近では、司会者養成講座なるものを受講し始めました。

税理士・美容師・美容業・ウエディングプランナー・学校の先生たちと皆で学び合い、「ガギグゲゴは鼻濁音にしたり、母音無声化するとプロっぽくなる」とか全く未知なことを聞いて、ドキドキしながら一人ずつチェックされたりするのです。様々な職種の方と一緒に新しいことを学べるのはとても楽しいですね。

と、まぁまとまりがありませんがこれを書きながら、これからの人生も、皆様の人生も、ずっと輝き続けられればいいなぁ、と心から思います。

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